2011年8月16日火曜日

すべてはプラス、すべては恵みの雨。

おこんにちは、みなさん、気が付けばあっという間に夏が来て、お盆が来て、震災が起きて五ヶ月が経ち、一年の内約半分が、震災が起きてから過ごしていると言う、あっという間に一年が来るんじゃないのかなと思わせるくらい早い月日の流れの中で、被災地なんかは、避難所生活から仮設住宅に移り住み、団体生活から各家庭生活に大部分が変わり、奥松島宮戸島の漁師さん達は、今回の津波で船は、流されるは、海苔や牡蠣などの養殖で使うイカダも流され、何もかも流され無くなったんだけど、また、零から材料を仕入れて塩水で駄目になった機械をモーターなどを新しく買って直したり、秋に向けてのイカダ作りなどの準備を、でもやるっきゃないと気持ちを入れ替えてやり始めている漁師さんがいたり、石巻の牡蠣養殖をしていた漁師さんは、七月だったかな、牡蠣の種付けをこの時期にしないと駄目なんだけど、海の瓦礫撤去作業をしながら牡蠣養殖の準備をし種付けまでなんとかこぎ着け、その後に台風が来て心配したみたいだけど、大丈夫だったよーって、うれしそうに電話で話してくれました。最近じゃ、釣り舟として使ってお客さんを乗せる船が明日震災以来初めてだすっちゃ、今度乗せてあげるっちゃ、って、そこまで遂に来て嬉しくて僕にルンルンで電話してきてくれて、本当に嬉しそうで、絶対乗りに行こうってこっちまでテンション上がりまくりになりました。その一方では、これも漁師さんの話なんだけど、海苔の養殖をしている漁師さんは、海苔を乾燥させる為の大きな機械を大体どの家庭にも一台持っていて、もの凄い大きいんですよ、その機械を入れておく建物、商品を保管する為の大きな冷蔵庫、それだけでも、設備投資で最低でも2.3000万する物が、一瞬で津波に流されなくなってしまった漁師さん達は、宮戸島だけでも沢山います。それで、またそれだけのお金をかけてやり直すまでの気持ちになれなくて漁師をやめるって言う漁師さんだって一杯居ます。今まで漁師一本で食ってきた漁師さんが五十代、六十代になって無職になり職探しをしてもなかなか見つからず、借金だけが残っている状況も現実にあります。
漁師さんだけじゃなく、農家だって田んぼは駄目、畑は元通りになるには、どれだけの時間とお金が掛かるのか、山元町の方はイチゴのハウス畑が盛んで美味しくて有名みたいだったんだけど、それだって、海苔の養殖と同じでまた始めるにも、設備投資だけで何千万とかかる訳で、また零からって考えてる人は少ないかゼロに近いんじゃないのかなと僕は、思います。
この問題は、どの職種にも言えることで、多くの人が、今回の震災で今まで築いてきた会社、物、家、代々受け継いできた仕事など全てをなくした人、そして、無職、無収入になった人達は、沢山います。これから先の人生への希望が無く自殺をした人だっています。
本当にみんなまだまだ心の中は、暗闇の中で、この五ヶ月間を過ごしているんだと思います。
でも、そんな暗闇の中でも希望の光を自ら探しわずかながらも前に進み始めているんだと思います。
だがしかし!そんな夢と希望をことごとく打ち砕く問題があります。
それは、また起こるかもしれない地震、津波、その他の自然災害ではなく、
人間が作り出した 原子力発電所、放射能です。
自然災害は、今回沢山の人の命を奪い、全てを飲み込みどん底に落としました。
だがしかし、自然、地球、宇宙の中で生きていく上で、生きてるもの全て受け入れ、生きていかなくてはならない、今回亡くなり犠牲になった人達の為にも生きてる自分達が、今回の震災で全ての人が学び教訓にし今後の未来のためにも、2万人の人達の叫びを感じないといけないと強く思います。
そして、原発です。
地震、津波の被害から立ち上がり進み始めているさなか、福島第一原発は、今もなお、状況は、悪くなっているし、放射能の被害は確実に広がり高濃度で日本列島、太平洋を汚染して行っています。
政府や、東京電力は、嘘、偽りばかり、直ちに人体への影響は問題ありません。
じゃあ、何年後は今のこの状況だと人体に影響が出るってことかい、それは、人体への影響が出るってことだろ、そんな事を平然と国民に説明しごまかし国民みんなが安心して、騙せてるとでも思ってるのかもしれませんが、ばればれです。
今のこの状況をくだらない悪知恵で逃れてるだけで、うまく行ってるとあぐらをかいでる一握りの人達をひっくり返さないと、また騙され続け今回の震災で得た教訓を無駄にしてしまうと思います。
僕自身、何ができるのかは、これからやれる事を行動していくのみで、今のこんな世の中をひっくり返す為の少しでも力になれるように日々精進して自分の為じゃなく、全ての子供たちの為に生きていくって気持ちは変わらず持ち続けていきます!

今回震災が起き、四月に東北に来て四ヶ月色々な活動をしていく中で、沢山の人と出会い、感じ、経験していく中で、こんな気持ちになった自分の報告も、活動報告として報告します。本当は、目に見えた形で、みなさんに報告できるのが一番解り易く、伝えやすいんですが、なんせ、目に見えない物のの出来事の方がむちゃくちゃ多く、こんな一方てきな活動報告ですいません。
みんなからの物資、活動資金、各地のみんなの呼びかけ、活動、など沢山の気持ち、思いがあるからこそ、活動し経験できていることを絶対に忘れず、感謝の気持ちで一杯です!
これは、現地で活動している、チーム零アクション 兼子笑事 みんなの気持ちも一緒です!
本当にありがとうございます!
これからも、みんなで考えやって行きましょう。無理ない程度に、気軽に楽しくやってきましょうね~

初めは、南相馬の現状、放射能の事について書こうと思ってたんですが、書いていくほど中々終わらす事が出来ず、みなさんへのこの四ヶ月間の感謝お礼の形のブログに変えさせてもらいました。
読んで頂きありがとうございました。では、鳥取 大山モンドへ行ってきま~す!

すべてはプラス、すべては恵みの雨  岡林信康の言葉より
この言葉が大好きなんですよね。

チーム零アクション 兼子笑事  しげちょいでした。
ちょい、ちょい。