2011年6月3日金曜日

泥出し初参戦

4/24若林区の被災地家屋へ仙台LIVEハウスオーナー/バートランドの淳一隊長の案内で泥出しに行って来た

バートランドクルー2名 仙台陽子ちゃん 栃木Pちゃん 社長しげやす、奥ちゃん、ミニミニ 俺と8人編成


仙台バイパスから海側(荒浜)に進み東部道路を越えた集落
周りは田んぼが広がる場所だが辺り一面、津波に流されたゴミや家屋、藁と経泥まみれ・・・

早速、藁フォークとスコップでネコ(一輪車)に積み農道の脇に山にしながら搬出
藁のにおいと海水、ヘドロその他色んなもんが混ざったにおいと、長靴がヘドロにぬかるみながら作業は進む




ここは津波が来た最終地点で周りの家屋は生き残っていたが津波の水位は一回の窓より上まで来たらしい

食事休憩後、午後も作業をし4時までやった
どこから派遣されて来たのかわかんないけど、もう一班泥出しのボランティアチームも来て、2チームで合計大型ダンプ3台分位の藁と木くず、ヘドロを出した


家主さん「余りの量に途方に暮れてました。手伝って頂いて本当に助かった。。。」と喜んでくれました





ヘドロとゴミの中からふきのとうが新しい芽を出していた


お母さんが大切な絵や写真を洗ってた


作業後、バートランドクルーと愛知へ帰る奥ちゃん、ミニミニと別れ、荒浜へ行ってみよう・・・
って事で行ってみた



・・・200mくらい進むたびに景色がどんどん変わっていく
何にも無い。あったはずの物が。。。
瓦礫と不動車ぐちゃぐちゃに積み上げられた色んな物

荒浜海岸に着き、海を見る
ヘッドオーバーの波
海岸はきれいでした
きっと、全部持っていっちゃったんだろう

テトラポットも崩れてて、波がデカかった

振り返ると数キロ先まで続く瓦礫の景色の向こうに仙台の中心街のビル群が霞んで見える

富と貧困が重なり合った風景

言葉にならない感情が沸き上がる

堤防に立つと陸と海が同じ景色として見れない

自然と人工の境界線に立っている気がした

ただただ自然の力を認めざるをえない世界/風景に色んな思いが波の様に浮かんでは消え、上手に当てはまる言葉が見つからなくて、くちびるを噛み締めるしか無かった・・・


それでも進むしかない
何度打ち、叩かれようとも人間は進んで行くしかない
出来る事を少しずつ・・・


Ozizi

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